作る事の楽しさを考える
2002年7月9日□サービスによる悪循環
(ドット絵素材クリエイタの視点から書くので、ドット絵素材を中心とした文章になっています)
クリエイターにとって楽しいのは創っていく過程であろうか。それとも作品によって表現をする事であろうか。
例えば、ツクールでつくっているゲームの演出として花火を使う事を決めたとする。そこで、ツクールに最初から花火のエフェクトが収録されていたらそれを使うだろうか?いや、自分でイベントを組んで花火を表現したくなるだろう。
そこには作品によって何かを表現したいという気持ちより、自分ですべてを作りたいという気持ちの方が多く含まれていると思う。これを『自作の衝動』と言いたい。なぜなら、すべてを自分で作りたいというそれは確固たる理由から来る気持ちでなく、衝動的な欲とも言える気持ちだと考えるからだ。
と、自作の衝動について少し書いたが、ここでは自作の衝動が強い人間と言うのは放っておこう。そんな人は、何から何にいたるまで自作して満足たら良い。自作できないなら、練習すれば良い。
今回取り上げたいのは、素材サイトなどを利用する人間の事だ。
素材サイトを利用する人間は、自作の衝動が強い人間と同じようにツクールに収録されている素材では満足がいかないのだろう。それを「RTPはクオリティが低いから」だとか言う。(「RTPは種類が少ないから、RTPと同じような素材を探していたんだ」というのは、素材の二次配布絡みで色々あるので別問題としよう)とりあえず言える事はRTPはクオリティ高いぞ!って事。すると今度は「みんながRTPを使っていて、RTPではもう飽きてしまった」という意見が出てくる。・・・これである。
最近、よく売れる(?)素材というのはRTPからかけ離れた絵柄のものだ。RTPが飽きた等と言うが、RTPに飽きたわけでなく、人と違ったもので印象付けたいという意思がモアモアっと臭う。
だが、FSM素材やRPG小屋の素材、そしてもちろんボクの『H』素材を使ったとしても、使用者が増えれば増えるほど"人と違ったもので印象付けたい"という欲は満たされなくなる。そしてまた新たな素材を求めてさまよってしまう。もしかしたらこういった悪循環が起きているかもしれない。
この悪循環が起こっているとして、これを止める手段はあるだろうか?
すべての素材サイトが素材配布というサービスを辞める。これが1番手っ取り早いだろうが不可能だし、嫌だし、駄目だ。そんな事を実行しようとする奴がいるなら潰したいくらいだ。
他に、オーダーメード制などにすればこの問題は解決できるだろう。しかし、オーダーメードサービスは送り手側に大きな負担がある。これを無料でやるというのはかなりのお人よしか、期限付きのサービスくらいであろう。素材サイトは無料でお手軽(この考え自体が腐っているのだが)というのも魅力のひとつだろうし、極端な話し、すべてがオーダーメード制であれば100人のツクラーに対し100人の素材クリエイターが必要と言える。
故にサービスを送る側からこの悪循環をとめるのは難しいと考える。もしかしたら他に方法があるかもしれないが、まだ思いついていない。
だから、サービスを受ける側に色々と考えてもらいたいのだ。
"人と違ったもので印象付けたい"という欲は良い。とても良い。どんどんその欲望を満たせるように頑張って欲しいものだ。しかし、それを目新しいゲーム素材にたよって実行しようとするのは危険である。
前述の通り、素材使用者が増えれば素材の知名度も高くなり、それほど目新しい素材でもなくなる。結果、また素材を探すようになり・・・の繰り返しでゲームが完成する事なんてない。それでも、素材探しが楽しいというのならまったく問題は無い。要は、自己満足ができているかできてないかが重要なのだ。
「俺はゲームをプレイヤー様のために作ってるんだ、自己満足のためじゃない!これは責任なんだ」とか言う意見もある。これに対しては、"プレイヤーのために"って献身的にやってるのが自己満足なんだと思う。「責任があるからやってる、本当はやりたくない。嫌だ、嫌だ、イヤダァァァッ!」ってんなら辞めちゃいなさい。それでお金がもらえるなら、お金という満足のために責任を果たせば良い。
もう一度声を荒げて言おう、大事なのは「自己満足だ!オナニーだ!」
自己満足ができているなら、法的・人間的に間違っちゃいない事なら何をしても良いだろう。だけど、自己満足ができていないなら、その原因はこのサービスという誘惑による悪循環からきているのではないだろうか?
わかりにくい文章だったかも知れないが、最近ツクールでどうも作品が完成しない。という人は可能性のひとつとして探って見てはいかがでしょうか?
この文章は多くの人にみてもらいたいので近々アップ予定です。また、自分のサイトにもこの文章をはっちゃる!っていう方がいましたら、是非協力下さい。
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□自作の衝動
上の文でも少し書いた『自作の衝動』について。
『自作の衝動』は大事だ。というか、この衝動がある人は抑えこまずに全開にしてもらいたい。
自作の衝動『ムキだし生』で作った作品は荒唐無稽の混沌としたものかもしれない。絵のクオリティは誰と比べても低いし、BGMだって電子音顔負けでショボッ。おまけにストーリーも作った自分でさえチンプンカンプンだ!
こんなゲームができたら貴方は不快ですか?あなたの産み落とした子共がみんなから不細工だといじめられたら不快ですか?確かにそうかもしれません。ですが、衝動のままに作った貴方の作品は、貴方の魂です!!と、思います。イヤ、マヂで。
僕は思います。自己満足のためでもない、誰かのためでもない、衝動のままだけにゲームを一つ作ってみるのが良いのではないかと。
ちなみに僕はまだ作っていません。やたら格好つけたがる僕は、やたら格好つけたがるみなさんと同じで、他人にみられても恥かしくないゲームを。あわよくば誉められるゲームを作ろうと頑張ってしまいます。
だっがぁ、今は衝動ゲーを作りたいと思う。衝動ゲーは他人にみせたく無いかもしれない。てか、他人に見せれるような物は衝動ゲーじゃないかもしれない。しかし、お天道様に顔向けできないような衝動ゲーを他人に晒すってのもまた一興かとも思うけれど♪
みなさんも衝動ゲー作ってみましょう♪
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□雑記
今日、なんだか勉強しました。てか、せなアカン気がしてしました。時間にして2時間くらい。しかも、この日記書いてる間中(えらい長い時間かけてますが)もずっと勉強せなアカン気がします。「勉強の衝動」でしょうか(笑・・・えない)そういうわけで、今日は寝る前に勉強する事にします。勉強しないと寝れません。勉強しないとパソコンできません。勉強しないとドット絵描けません。・・・これは病気ですか?(汗)今日、突然です。昨日まではイヤでイヤでしょうがなかった勉強。いや、今でもイヤでイヤでしょうがないままなんですが、なんだかやらなきゃアカン気がする。何故!?どうして!?これが受験ノイローゼかッ?だとしたら、良いじゃないか!だけどイヤだッ!うわぁ・・・僕はどうなってしまうのでしょう。
あ、あと、さっき黒騎士ゴキちゃんを発見しました。足の近くに。裸足なので少々慄きましたが、頑張って見送ってやりました。そして一言「強くいきろよ」と、言ってやりましたよ。ゴキちゃんは嬉しそうに、足早にどこかへ消えていきました。きっと、夜中に枕元にやってきて、恩返しを・・・。
い、イヤだ。
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(´ー`)ノ <3000字越えました♪
(ドット絵素材クリエイタの視点から書くので、ドット絵素材を中心とした文章になっています)
クリエイターにとって楽しいのは創っていく過程であろうか。それとも作品によって表現をする事であろうか。
例えば、ツクールでつくっているゲームの演出として花火を使う事を決めたとする。そこで、ツクールに最初から花火のエフェクトが収録されていたらそれを使うだろうか?いや、自分でイベントを組んで花火を表現したくなるだろう。
そこには作品によって何かを表現したいという気持ちより、自分ですべてを作りたいという気持ちの方が多く含まれていると思う。これを『自作の衝動』と言いたい。なぜなら、すべてを自分で作りたいというそれは確固たる理由から来る気持ちでなく、衝動的な欲とも言える気持ちだと考えるからだ。
と、自作の衝動について少し書いたが、ここでは自作の衝動が強い人間と言うのは放っておこう。そんな人は、何から何にいたるまで自作して満足たら良い。自作できないなら、練習すれば良い。
今回取り上げたいのは、素材サイトなどを利用する人間の事だ。
素材サイトを利用する人間は、自作の衝動が強い人間と同じようにツクールに収録されている素材では満足がいかないのだろう。それを「RTPはクオリティが低いから」だとか言う。(「RTPは種類が少ないから、RTPと同じような素材を探していたんだ」というのは、素材の二次配布絡みで色々あるので別問題としよう)とりあえず言える事はRTPはクオリティ高いぞ!って事。すると今度は「みんながRTPを使っていて、RTPではもう飽きてしまった」という意見が出てくる。・・・これである。
最近、よく売れる(?)素材というのはRTPからかけ離れた絵柄のものだ。RTPが飽きた等と言うが、RTPに飽きたわけでなく、人と違ったもので印象付けたいという意思がモアモアっと臭う。
だが、FSM素材やRPG小屋の素材、そしてもちろんボクの『H』素材を使ったとしても、使用者が増えれば増えるほど"人と違ったもので印象付けたい"という欲は満たされなくなる。そしてまた新たな素材を求めてさまよってしまう。もしかしたらこういった悪循環が起きているかもしれない。
この悪循環が起こっているとして、これを止める手段はあるだろうか?
すべての素材サイトが素材配布というサービスを辞める。これが1番手っ取り早いだろうが不可能だし、嫌だし、駄目だ。そんな事を実行しようとする奴がいるなら潰したいくらいだ。
他に、オーダーメード制などにすればこの問題は解決できるだろう。しかし、オーダーメードサービスは送り手側に大きな負担がある。これを無料でやるというのはかなりのお人よしか、期限付きのサービスくらいであろう。素材サイトは無料でお手軽(この考え自体が腐っているのだが)というのも魅力のひとつだろうし、極端な話し、すべてがオーダーメード制であれば100人のツクラーに対し100人の素材クリエイターが必要と言える。
故にサービスを送る側からこの悪循環をとめるのは難しいと考える。もしかしたら他に方法があるかもしれないが、まだ思いついていない。
だから、サービスを受ける側に色々と考えてもらいたいのだ。
"人と違ったもので印象付けたい"という欲は良い。とても良い。どんどんその欲望を満たせるように頑張って欲しいものだ。しかし、それを目新しいゲーム素材にたよって実行しようとするのは危険である。
前述の通り、素材使用者が増えれば素材の知名度も高くなり、それほど目新しい素材でもなくなる。結果、また素材を探すようになり・・・の繰り返しでゲームが完成する事なんてない。それでも、素材探しが楽しいというのならまったく問題は無い。要は、自己満足ができているかできてないかが重要なのだ。
「俺はゲームをプレイヤー様のために作ってるんだ、自己満足のためじゃない!これは責任なんだ」とか言う意見もある。これに対しては、"プレイヤーのために"って献身的にやってるのが自己満足なんだと思う。「責任があるからやってる、本当はやりたくない。嫌だ、嫌だ、イヤダァァァッ!」ってんなら辞めちゃいなさい。それでお金がもらえるなら、お金という満足のために責任を果たせば良い。
もう一度声を荒げて言おう、大事なのは「自己満足だ!オナニーだ!」
自己満足ができているなら、法的・人間的に間違っちゃいない事なら何をしても良いだろう。だけど、自己満足ができていないなら、その原因はこのサービスという誘惑による悪循環からきているのではないだろうか?
わかりにくい文章だったかも知れないが、最近ツクールでどうも作品が完成しない。という人は可能性のひとつとして探って見てはいかがでしょうか?
この文章は多くの人にみてもらいたいので近々アップ予定です。また、自分のサイトにもこの文章をはっちゃる!っていう方がいましたら、是非協力下さい。
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□自作の衝動
上の文でも少し書いた『自作の衝動』について。
『自作の衝動』は大事だ。というか、この衝動がある人は抑えこまずに全開にしてもらいたい。
自作の衝動『ムキだし生』で作った作品は荒唐無稽の混沌としたものかもしれない。絵のクオリティは誰と比べても低いし、BGMだって電子音顔負けでショボッ。おまけにストーリーも作った自分でさえチンプンカンプンだ!
こんなゲームができたら貴方は不快ですか?あなたの産み落とした子共がみんなから不細工だといじめられたら不快ですか?確かにそうかもしれません。ですが、衝動のままに作った貴方の作品は、貴方の魂です!!と、思います。イヤ、マヂで。
僕は思います。自己満足のためでもない、誰かのためでもない、衝動のままだけにゲームを一つ作ってみるのが良いのではないかと。
ちなみに僕はまだ作っていません。やたら格好つけたがる僕は、やたら格好つけたがるみなさんと同じで、他人にみられても恥かしくないゲームを。あわよくば誉められるゲームを作ろうと頑張ってしまいます。
だっがぁ、今は衝動ゲーを作りたいと思う。衝動ゲーは他人にみせたく無いかもしれない。てか、他人に見せれるような物は衝動ゲーじゃないかもしれない。しかし、お天道様に顔向けできないような衝動ゲーを他人に晒すってのもまた一興かとも思うけれど♪
みなさんも衝動ゲー作ってみましょう♪
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□雑記
今日、なんだか勉強しました。てか、せなアカン気がしてしました。時間にして2時間くらい。しかも、この日記書いてる間中(えらい長い時間かけてますが)もずっと勉強せなアカン気がします。「勉強の衝動」でしょうか(笑・・・えない)そういうわけで、今日は寝る前に勉強する事にします。勉強しないと寝れません。勉強しないとパソコンできません。勉強しないとドット絵描けません。・・・これは病気ですか?(汗)今日、突然です。昨日まではイヤでイヤでしょうがなかった勉強。いや、今でもイヤでイヤでしょうがないままなんですが、なんだかやらなきゃアカン気がする。何故!?どうして!?これが受験ノイローゼかッ?だとしたら、良いじゃないか!だけどイヤだッ!うわぁ・・・僕はどうなってしまうのでしょう。
あ、あと、さっき黒騎士ゴキちゃんを発見しました。足の近くに。裸足なので少々慄きましたが、頑張って見送ってやりました。そして一言「強くいきろよ」と、言ってやりましたよ。ゴキちゃんは嬉しそうに、足早にどこかへ消えていきました。きっと、夜中に枕元にやってきて、恩返しを・・・。
い、イヤだ。
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(´ー`)ノ <3000字越えました♪
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