日常の詩

2002年10月30日

+ 日常の詩

民家と民家の隙間にのぞく ささやかな山
それが排気ガスに霞むのを見て美しいと思う

いちばんぼしを探してみあげた 狭い空
私の眼にうつるは 黒き電線とからす

人を照らさぬ深夜2時の 赤い白熱灯
むらがる蟲 死んでいる猫 見えない彼

腐つた排水口にからむ 女親の黒い髪
いたく やさしい 激情の色をしている

擬人法をつかいはじめた デクノボー
それはまるで私のようで
それはまるで私とは違う

そうしてホラホラ 狂った私
今日も誰かに生かされているらしい


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